今回は「@DIME」の記事から。
糖尿病患者数の多い香川県
香川県はコンビニよりも、ハンバーガーチェーンよりもうどん屋のほうが多く、日常的にうどんがよく食べられています。私も昔「恐るべきさぬきうどん」の単行本を持って、讃岐うどんツアー(讃岐うどんの食べ歩き)に行ったことがあります。流石本場はおいしかったです。
で、もちろん香川県民の年間うどん消費量は日本1位ですが、反対にワースト1位となったのが、野菜の摂取量と糖尿病患者数です。
この話から、香川県ではうどんばかりを食べて野菜を食べず、その結果糖尿病になる…となりそうですが、うどんだけが悪者ではなさそうで、香川では、昼食にうどん(炭水化物)+おにぎり(炭水化物)+天ぷら(脂肪)という食べ方がオーソドックスで、しかも野菜といえば、さつま芋やかぼちゃの天ぷらや、ねぎぐらいなものらしいです。
また、香川県は車社会で運動不足である点も見逃せない点です。
「うどんを食べると糖尿病になりやすい」とはもちろん一概に言えないと思います。
そばは、栄養価やGI値が良い
カロリーを比較した場合、1食260g(麺)当たり、うどん273kcal、そば296kcalで、カロリー的にはうどんのほうが若干少ないことになります。
しかし、栄養価や血糖値に関わるGI値を考慮すると、そばのほうが優れているそうで、
・「ルチン」(ポリフェノールの一種で、抗酸化作用がある)
・「リジン」(体内で合成できない必須アミノ酸)
・「ビタミンB1」(疲労回復、糖分やでんぷんなどの糖質をエネルギーに変換するのに不可欠)
・「ビタミンB2」(たんぱく質や脂質、糖質などの代謝に関係する酵素を助けるはたらきがあり、栄養素の代謝を助け、成長、発育を促す)
などが含まれています。特に「そば湯」を飲むと、これらの栄養を無駄なく摂ることができ、お勧め。
また、GI値(血糖値の上昇スピードを数値化したもので、大きいほど太りやすい)では、
・フランスパン 93
・食パン 91
・白米 84
・うどん 80
・パスタ 65
・そば 59
と、他の主食に比べるとそばはGI値が低い。つまり、血糖値の上昇率が低く、太りにくいと言えるでしょう。(血糖値がすぐ上がらないため、満腹感が遅れてきます。食べ過ぎに注意!)
うどんは消化がよい
では、うどんが駄目かというと、消化の良さが良いところ。
体調の良くない時やエネルギーを早く補いたいとき、小さい子供には、うどんが良いと思われます。
ただ、野菜不足には気をつけて。