「おいしいものは脂肪と糖でできている」というTV-CMがありました。
「そのとおり」なのですが、
ではコレステロール値が高めの人は、トンカツを一生食べられないのでしょうか?
たまにはモリモリ食べたい!ですよね~。
揚げ油に含まれる脂肪酸の種類が重要
東京大学の佐々木敏教授は、著書「佐々木敏の栄養データはこう読む!」で、
・揚げ油に含まれる脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸(一価/多価)に大別される。
・飽和脂肪酸で血清コレステロール値が上昇。
・一価不飽和脂肪酸ではほぼ同じか低下。多価不飽和脂肪酸で低下。
と述べています。
では、実際揚げ油には何が使われているのでしょうか?
不飽和脂肪酸を多く含む油としては、
・オリーブ油、ひまわり油、菜種油、大豆油、ごま油など
があげられます。
反対に飽和脂肪酸を多く含む油としては、
・バター、牛脂、ラード など
があげられます。
トンカツを食べる方法
結論的には、脂肪の少ないヒレ肉を、植物油で揚げれば、トンカツを食べられそうです。
但し、食べ過ぎてカロリーが過剰になれば当然コレステロール値は上昇しますので、ほどほどに・・・