65歳以上の方には、吹田市から予診票が送られているかと思います。
そこで、よく受ける質問をまとめました。ご参考にしてください。
1. 基礎疾患がありますが、接種しても大丈夫ですか?
基礎疾患を持つ方は、リスクが上がるため、早めに接種されることをおすすめします。
なお、基礎疾患の状態が悪化している場合や全身状態が悪い場合は、かかりつけ医にご相談ください。
免疫不全のある方は、重症化のリスクが高いため、原則接種は可能です(かかりつけ医にご確認ください)
血が止まりにくい病気のある方・抗凝固剤を服用されている方は、注射部位からの出血の可能性があるため強めに圧迫してください。
2. アレルギーを起こしたことがあるのですが?
1回目のコロナワクチン接種でアナフィラキシーを起こした人は、2回目の接種はできません。
食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー鼻炎(花粉症含む)、蕁麻疹、アレルギー体質等だけでは、接種不適当者にならず、ワクチンの成分に関係のないものに対するアレルギーを持つ方も接種は可能です。
ただし、過去に何らかの医薬品や食品などで重いアレルギー症状を起こした方は、接種要注意者として、接種後30分間の経過観察をします。
3. ワクチン接種前後にアセトアミノフェンを服用するよう、TVで言っていますが?
先生により意見が違いますが、当院では、接種前の内服を推奨していません(ワクチンの効果を低下させる可能性がある。NEJM)。
発熱等副作用が発生した場合は、使用してもよいと思います。
厚労省のHPに、同様の内容がアップされましたので、こちらも参考にしてください。
「Q.ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか」
4. あらかじめ発熱時用のアセトアミノフェンを処方して欲しい
2回目接種後に37.5度以上の発熱が出たのは、65歳以上で9%と決して高くありません(厚労省調べ)
心配な方は、薬局(ドラッグストア)での購入をお勧めしています。
(前もっての保険診療は認められていません。発熱後は、保険診療となります)
薬局に見当たらない場合は、自費にて対応いたします。
夫婦同時の接種は避けたほうがよいかもしれません。
5. 「基礎疾患を有する者」に接種が始まると聞きました。基礎疾患とは何ですか?
1.以下の病気や状態の方で、通院している方
1.慢性の呼吸器病気
2.慢性の心臓病(高血圧を含む。)
3.慢性の腎臓病
4.慢性の肝臓病(肝硬変等)
5.インスリや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
6.血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
7.免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
8.ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療受けている
9.免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
10.神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
11.染色体異常
12.重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した状態)
13.睡眠時無呼吸症候群
14.重い精神疾患や知的障害
2.基準(BMI 30以上)を満たす肥満の方
*BMI30の目安:身長170cmで体重約87kg、身長160cmで体重約77kg。
6/2、6/5、6/22:改定