血液中のブドウ糖の濃度が高いということを意味します。
疑われる代表的な疾患に、糖尿病が挙げられます。また高血圧症や脂質異常症を合併していることも少なくありません。
これらの生活習慣病は、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。また糖尿病の三大合併症である網膜症・腎症・神経障害は、いずれもQOLを大きく低下させます。

血流が血管の壁を押す圧力が高いということを意味します。
疑われる代表的な疾患に、高血圧症が挙げられます。糖尿病や脂質異常症を合併していることもあります。
糖尿病と同様に、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞・脳卒中のリスクを高める生活習慣病です。
緊張などによって健康診断の際に数値が高くなってしまうケースも少なくありません。ご自宅などリラックスできる場所で血圧測定が受けられる環境がある場合には、そこで何度か測定し、その結果を再検査等にご持参いただくと、より正確な診断に役立ちます。

プリン体が体内で分解されて生じる代謝物（カスのようなもの）を「尿酸」と呼びます。この尿酸値が高い状態を意味します。
疑われる代表的な疾患に、高尿酸血症が挙げられます。高尿酸血症を放置していると、足の関節などで尿酸が結晶化して激痛に見舞われる痛風発作が起こります。
高尿酸血症の段階ではほぼ無症状であり、この時期に適切な治療を受けることが、痛風発作の予防に繋がります。

悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが多い状態です。LDLコレステロールや中性脂肪の値が高すぎる、または善玉コレステロールであるHDLコレステロールの値が低すぎる場合には、脂質異常症と診断されます。
放置すると動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。脂質異常症は進行しても症状が現れにくく、健康診断で異常を指摘された場合には必ず受診くださいますようお願いします。

肝臓の機能障害を起こしている可能性があります。
飲み過ぎ、肥満、感染、薬物の副作用などさまざまな原因が考えられます。早急な治療が必要なこともあるため、異常を指摘された場合には必ず再検査や精密検査を受けましょう。

血液中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」が少なくなっている状態です。鉄分の摂取不足だけでなく、体内での出血など、いくつかの原因が考えられます。
貧血は「体質だから」と考えてしまいがちですが、消化管からの出血が原因になっている場合には、背景に重大な病気が隠れていることもあります。
また女性だけでなく、男性にも起こります。

健康診断で行われる尿検査の結果で尿潜血（尿に血が混ざっている）を指摘された場合には、尿管結石や腎炎、腎臓・尿管の悪性腫瘍などの疾患が疑われます。